大人になったのに「親を認められない、許せない私」

大人になって子どもを持つ年齢になったのに・・・たとえば子どもを持つと親の苦労が分かる、という話を耳にします。

しかし、親のことでさんざん苦労をしてきていたら、全く共感できない!となりますね。

 

いつまでも親を許せない、認められないという人はたくさんいます。

親と距離を置く➡だんだん足が遠のく➡そんな状況が何年も続く。

そうすると一体どんなことが起こるでしょう。当然ながら親は年齢と共にどんどん弱ってきますね。

この、年を取っていくという事がいかに大変な状況を生むか、知らん顔などしていられない事が起こってきます。

この記事では親を許せないために疎遠になったとしたら、どんな弊害が出てくるか5つ挙げてみました。

自分が陥る危険はないか、一考して頂けたらと思います。

親との疎遠が続くとこうなる?こんな弊害5選

1.片付ける意欲がなくなり家の中に物が溢れる

片づかない部屋

親も元気なうちは、近所や友だちとの交流があって人を招くことも多いでしょう。

しかし、親の友達もやっぱり高齢になります。

出て歩くことが億劫になったり、病気やけがで来てくれることが少なくなってきます。

更に子や孫さえも来てくれないとなると、部屋を片づける必要性がなくなってくるのです。

部屋の中が雑然としてしまうと、その風景に慣れてきます。

何がいくつあるか分からないため、同じものを買い足してどんどんと物が増えていくんですね。

物が増えると掃除がしづらくなります。物と埃、ごみが増えていくのです。

 

2.必要な事、大切な事をアドバイスしてくれる人がいないため詐欺に遭う

クマと電話

昨今色々な詐欺が横行していますね。

行政に関する新しい取り組みや、ネットの普及によるシステムの変更など親の常識では追い付かない事が増えています。

騙しのプロはそんな親世代を狙ってあの手この手で攻めてきます。

郵送で届く大切なお知らせや書類も、内容を理解できなくなってきます。料金を払うのか、貰えるのかそのくらいの事も分からなくなるんです。

個人情報の事もありますから、誰にでも相談するという訳にはいきません。

不審な電話や「あれ?」と思ったらまず確認してください、というけれど、不審とも不思議とも思わないのですから騙されるわけです。

 

3.親が病気になった時に何をどう対処すればいいか分からない

病室

病気の程度はありますが大きな病気の場合、延命処置や治療法の希望を家族に聞かれます。

もしガンの場合、告知はしますか?どんな状況でも延命処置はしますか?終末期の治療はどうしますか?

そんな大切な事は土壇場で決められません。

兄弟がいる時は意見が分かれることもあります。

2.3ヶ月で退院できるような場合でも、毎月の支払はどうするとか誰に連絡する必要があるのかとか分からない事が多いはずです。

 

4.認知症になった親を温かく見守れない

枯れた花

気がついた時にはある程度認知症が進んでいた、ということも珍しくありません。

最初は夫婦で暮らしていて問題はなかったかもしれませんが、片方の親が亡くなった途端に、思考能力が衰えることがあります。

とても一人にしておけない場合、引き取るということもあるでしょう。

今まで疎遠になっていていきなり同居。

しかも親に対する憎しみが消えていないとなると、到底温かく見守るなんてことはできませんね。

今度は親に対して罵倒したり、無理やりいう事をきかせる事になってしまいます。

 

5.親が亡くなった場合、憎しみしか残らずいつまでも苦しみを抱える

霧の森

疎遠のまま親が急に亡くなってしまう事もあります。

親が生きているうちは「あんな親いない方がいい」とか「親がこんなだから私はいつまでも不幸なんだ」と恨む相手がいます。

その親がいざいなくなると、憎しみをぶつける相手がいなくなってしまいます。

「きれいさっぱりせいせいした!明日から明るいわ」と思えるでしょうか。

何かもやもやとした、霧がかかってすっきりしない気持ち。

解決したいはずの事が、もう一生解決できない。そんなやるせなさが残ってしまったら、そこから自分を解放するのは至難の業です。

 

今できることをやって、将来の苦しみを減らしていく。

遠くを見つめる女性

親を許す、認めるなんて絶対できない。

そう思って親子関係から目を背けていることもあるでしょう。

しかし、自分が年を取るという事は親も年を取っています。

親の場合はただ年を取るのとは違います。頭も体も衰えているのです。

いつまでもわがままで自分勝手な親もいますが、不死身な人間はいません。

親に万が一の事があった時、予想もしないような災難が子どもに降りかかってくることもあるのです。

そうなると親子関係の良好不良行に関わらず、子どもが対処しなければなりません。

それは兄弟関係にも影を落とすことに繋がるのです。今何ができるのか真剣に考えてみませんか?

 

まとめ

疎遠が続いているのに、いきなり聞きたい事を根掘り葉掘り聞けません。

こちらの言う事も素直に聞き入れないでしょう。

だから少し関係を改善させることが必要です。

こちらの言うことに耳を傾けさせることが大切です。

そのためには親の話す事をよく聞いてあげることが大事です。

でもそれができたら苦労はしない!と思いますよね。

その通りです。

まずはお互いの今の状況を確認して、どのように攻略していけばこちらの話しに耳を貸すのか。

お互いに将来困らないように話し合いをしていけるのか、是非カラーメンタリング®で攻略方法を見つけましょう。

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