嫁姑問題 夫を上手く使う

嫁姑問題は誰が悪いのでしょうか

嫁が気が利かなくて、素直じゃないから悪いのでしょうか？

それとも姑がわがままで、自分勝手だから悪いのでしょうか？

嫁と姑は他人です。義理の親子になったとはいえ、それぞれの考え方や今までの慣習を変える事などできません。
お互いに認め合い、適度な距離を保ちながら関わっていけると良いのですが、なかなか上手くはいきませんね。
気を遣っていても相手に伝わらない事がしばしば・・・

さて、ここで忘れてならないのは夫。姑にすると可愛い息子です。この夫（息子）の振る舞いによって、嫁姑の関係というのは大きく変わってきます。

解決するためにまず、チカラを借りなければならない夫と関係を良好にしておかなくてはなりません。
頼れる相手との関係が上手くいってなければ、見直しが必要になってきます。
その夫との状況をしっかり見つめ直して、より良い関係にし嫁姑問題に取り組んでいきましょう。

今回この記事では嫁が姑を嫌いになる理由と、状況が深刻になってしまうのは夫に問題がある、という視点でみていきます

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うんざりする姑の言動５選

1.夫婦喧嘩をすると夫の肩をもつ

結婚して数年も経てば、ちょっとした言い争いやケンカくらい義母の前ですることもある。
原因はたいしたことじゃないけど、言い方が悪いとか、ほとんどは夫のわがままという事が多い。
夫がもっと気を利かせてくれたり手伝ってくれていれば、妻だってイラっとこないのに、それが理解できていない。

そんな普段の事情もよく知らないくせに、「夫にそんな口のききかたしちゃだめよ」とか「あなた、それは口が過ぎるんじゃない？」なんて義母もよく言えたものだと思います。
挙句の果てには「この子だって仕事で疲れているんだし、もう少し優しくしてあげたら？」と、「いやいや私も働いて家事してるんですけど！」って言いたくなりますね。

「男ってわがままなところがあるから仕方ないわよね」と息子の機嫌取りまくりで、「見ていて気持ち悪いんですけど！」と叫びたくなるのではないでしょうか。

2.図々しい、おせっかい

最悪の同居は免れたけど、２世帯住宅も結局同居と変わりないですね。
嫁の都合も聞かないで、自分の家のように入ってくる。ちょっと散らかっていれば、勝手に片づけを始めるし、冷蔵庫まで開ける。
「あなたも仕事していて忙しいから、お掃除くらいならしてあげるわよ」とあたかも嫁が頼んでいるみたいな言い方をする。

「夕飯のおかず作ったから持ってきたわよ」と言われても、元々今日は外食しようって夫と話していた。
「これは、あの子が好きなおかずなの」と嬉しそうに持ってきたけど、夫は「おれ、あんまり好きじゃない」って！もし食べに出かけて、昨日の味付けどうだった？なんて聞かれたら、ご飯食べに出ることもできなくなっちゃいますね。

3.常に上から目線

なんせ、嫁をバカ扱いしているとしか思えない。
自分は何でもできる、何でも知っていると言わんばかりに「あ～それはね、こうでああで・・」と始まる。嫁がちょっとでも意見を言おうものなら、「あなたはまだ若いから知らないと思うけど・・」と自分の自慢が始まるのです。

確かに生きている年数が長いわけだから、経験もおありでしょう。でも頭のいい人ほど、それを表には出さない。そういうことがなんに分かっていないんですね。とにかく、嫁には負けたくない感まる出しで、見ていて痛いくらいです。自慢したい情報と言うのは、大した為にもならなかったりで、はっきり言って要らない情報なのです。

4.いつもネガティブな事しか言わない

口を開けば人の悪口を言っている。「向かいの〇〇さんは、本当におしゃべりでこの間もね・・・」とか「買い物に行ったら店員の態度が悪くて、店長に謝らせたわ」など、まあどうしてこんなに日々問題が起こるのか。親戚の悪口も言いふらしているし、嫁の事も「うちの嫁ときたらね、」と言っているのが目にみえます。たまに義父が優しく、「母さんそれはこうした方がいいよ・・」と言ったものなら、「何言ってんの？あなたのやり方は違うの！余計な口出ししないで」とえらい剣幕。ものごとを素直に受け取ることが出来ないのです。

母の日や誕生日にプレゼントをあげようと、嫁が一生懸命考えて贈っても「わたし、こういうのあんまり好きじゃないのよね」って、耳を疑うような返答。人から物をもらってこういう言い方ありますか？数年前にあげたバッグも、「同じようなの持ってるのよ」と言われて、まぁ全く同じじゃないしということで受けとりましたが、なんと暫くして義妹が使っている事が判明！二度とプレゼントなんかするものか！と嫁は誓うのです。

5.子離れできていない

息子の事を「ちゃん」付けで呼ぶことからして子離れできていません。
嫁に対しては「あの子は・・」と夫の話をしてくるし、一体いくつの男を捕まえてものを言っているのか・・・
仕事は最近どうなの？疲れているんじゃない？と必要以上に気づかうし、「これ良さそうだったから〇〇に買ってきたわ」と物攻撃が始まります。

連休にでもなろうものなら、どこか行くの？あら温泉？いいわね～とか、ご飯食べに行くの？いいわね～と連れて行って欲しいオーラ出しまくりです。夫も無下にできず、食事に連れて行くと嫁の前で息子自慢・・「本当にこの子は優しいから♡」もういい加減子離れしてって思いますね。

嫁姑関係が大きく変わる夫の対応

1.母親に遠慮してものが言えない

男の子を持つ母親は、比較的バイタリティがあってはっきりものをいうタイプが多い気がします。
夫はそんな母親に小さい時から（当たり前ですが）育てられてきているので、母親に対して反撃とか反論する事が無駄だと分かっているのです。しかもかゆいところに手が届くような育て方をされていれば、多少口うるさくても楽ちんな存在だと言えますね。

結婚したからと言って、母親が自分に無関心になる訳はないのですがそこが誤算です。
姑は直接息子の世話を焼けないので、矛先は嫁に行きます。夫は母親の性格を分かっていますから、余計な事を言って自分にしぶきがかかるのを防ごうとします。

母親に遠慮というよりも、妻の肩をもって母親に物を申すと、どんな結果になるのかが分かっているので何も言えないのです。そのため妻には「母さんは悪気があって言ったんじゃないと思うよ」とか「俺たちの事が心配なんだよ」などと、能天気な事を言ってしまうんですね。

いつも母親の見方ばっかり・・・と悲しくなってしまいますが、夫は母親を敵に回したくないと思っているのかもしれません。

2.自分には関係ないと思っている

嫁と姑、最初は多少のズレとかカチンとくる程度だったかもしれません。それが年数と共にズレが大きくなり、絶対許せない！という感情に発展してしまいます。そうなると夫ですら解決する事が難しく、「お互い大人なんだからうまくやってくれよ」とか、「俺は関係ない、巻き込まないでくれ」になってしまうんですね。

夫は結婚するまで長年母親と付き合ってきました。そこで習得した母親との付き合い方というのは分かっているでしょう。しかし嫁は全くの一からの出発なわけです。たまに会う近所のおばさんとはわけが違いますね。でも結婚した妻に求めるのは母親に対する努力です。それが当たり前だと思っています。

自分はこれから家族を養うために仕事をがんばればいいんだ。子どもができれば一緒に旅行に行ったり、子どもを大学に行かせたり、将来を考えればいいんだと考えています。
もちろんそれは大切な事ですが、細かい付き合いとか母親との関係は自分の仕事ではないと思っているようです。

嫁姑問題で一番問題なのは夫　だから・・・

嫁姑問題で一番問題なのは夫と言えます。
夫がしっかりと両成敗（嫁にも母親にもしっかりフォローを入れる）してくれれば、殆どの問題は起きないのです。頂点は夫！くらいの力量を見せてくれれば、夫をダシに姑にものを言えるようになります。

しかし実情は、夫を変えて姑にものを言える人間にする！というのはまず不可能です。
困った姑を何とかするための行動を、夫に期待する方が間違っている、くらいの気持ちをまずは持ちましょう。
それよりも、傷ついた自分の気持ちや、心の深いところで労わる事が出来るような夫婦関係を作っていく方が賢明です。もし姑に嫌な事を言われたり、おせっかいな事をされた時に「母さんは悪気があってやっている訳じゃないからいいじゃないか」と言われるより、「お前の気持ちはもっともだよ。でも母さんもあの性格だしなかなか上手く言えなくてさ、ごめんね」といわれたらどうですか？かなり気持ちが楽になりませんか？

そうすると自然に、夫に対してキツい愚痴や文句が少なくなります。相談や前向きな話し合いになっていけば、夫も耳障りな話ではないので耳を傾けてくれます。二人の意見として夫が自信を持ってくれれば、姑に意見を言ってくれるようになるでしょう。それには時間がかかるかもしれません。でも夫婦の関係が強固なものになれば、嫁姑問題だけでなく、これから訪れる家族の様々な問題に夫婦で立ち向かっていく事ができると思います。

まとめ

夫に上手く間に入ってもらったり、自分の味方をしてもらうにはまず夫婦関係を見直しましょう。

夫とは日々の出来事や些細な日常のことなど、気軽に話し合えていますか？

それとも、大事な相談しても真剣に向き合ってくれない！とか、私がいちいち言わなくても分かって欲しいのよね！と思っていませんか？もしかするとそれぞれ自分の考えを前面に出して、相手の話を聞こうとしていないのではないでしょうか？夫婦であっても相手の気持ちは100％分かりません。いつも何でも話しているかというと、それも少数でしょう。お互いの関わりを、一度見てみるといいですね。

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2020年10月26日カラーメンタリング®