色を活用してみる

色の光を浴びる女性

色の持つイメージは人それぞれ。

だから様々な活用方法があります。逆に万国共通するものもありますね。

同じ「赤」でも、「燃えるような攻撃的な感じ」とか
「危険を表してる」とか「元気な感じ」とか・・

幼い頃の記憶や、周りの人からの刷り込みという事もあります。

今回は色々な人に「自分を色に例えると何色?」という質問をしてみました。

貴方はどう感じますか?

自分を色に例えてたら?

1.就活セミナーの高校生

面接

高校生向けの就活セミナーで、面接の模擬練習のため面接官役を仰せつかりました。
一般的な質問は大体練習できたので、ちょっと角度を変えます。

「自分を色に例えると何色だと思いますか?」

この質問の中には、自分を客観的にみるチカラと自分を売り込むチカラ、語彙力を試す意味が含まれています。
ちょっと難しいかな?と思いましたが、この様な回答が返ってきました。

「ライトブルーです」

女の子はちょっと戸惑いましたが即答です。

「何故そう思ったのですか?」

ライトブルーは空をイメージできて明るい色です。そして軽い感じもします。私は身軽に動く方ですし、人に対して開放的なところもあります。

なんとステキな回答でしょう!
確かにライトブルーは空をイメージできますね。
そうすると空という言葉から連想される事が浮かびます。

「空」
爽やかな明るい色。
軽い雲がプカプカ浮く場所だから軽やかな感じもします。
開放的というところでも、空の色は開口色と表現されることがあります。
同じ空の色しか見えない状態で、ずっと空を見続けていると何を見ているのか分からなくなる色です。

面接官としては、この生徒が自分を分析し、印象を考えて言葉を選び、短い時間で自分を表現したという評価をしました。

2.大人が答えると邪念が入る

笑う女性

社会人になった大人は、同じ質問にどの様に答えてくれるか試してみました。

「自分を色に例えると何色だと思いますか?」

一瞬「えっ??」という顔をされましたが、(恐らくここで、質問の意図を瞬時に考えていたと思われる笑)

★紺色です

「何故そう思いましたか?」

「青のような爽やかさはない。この年になると濁りが入るから。」

いえいえ、濁りというより酸いも甘いも経験した深みがあるのよ、と感じました。

 

★オレンジです。

「何故そう思いましたか?」

「オレンジ色が嫌いって言う人いないと思うんです。みんなに好かれる色って感じで、私もそうありたいかな。楽しい事好きだし、元気っていうこともある。」

そうですね!
オレンジを見ると元気が出てくるし、南国をイメージしたりできます。
何故かおいしいものも連想されるから、ワクワクもしますね。
この方は超即答でした💓

 

★グレーです。

「何故そう思いましたか?」

私は器用貧乏って言われます。スポーツとかとりあえず何でもできます。でもこれは得意!みたいな自慢できる事が特にないんです。だから色んなものがごちゃ混ぜになっているイメージのグレーかなと思いました。

なるほど!面白い答えですね。
確かに色が3色混ざると濁った灰色になると言われています。
器用貧乏の器用というところでは、江戸時代に発達した四十八茶百鼠という日本特有の色があります。
禁色という庶民が使える色の制限があったために、使える色を工夫したんですね。
どこか器用っぽい感じがします。

 

★ライトブルーです

「何故そう思いましたか?」

ピンクって言いたいけど、それだとちょっとかわいすぎるから。私ピンクっていうような可愛さじゃないし。柔らかい、優しいイメージかな。

この方は持ち物・着るものとてもピンクが多い方で、とっても可愛いんです。だから直球ピンク!とくるかと思いましたが、ライトブルー。でも別の面も知っているので納得(笑)

 

★グリーンです

「何故そう思いましたか?」

自然体で感情の起伏が少ないから。赤みたいなエネルギーが無いしね。常に穏やかでしょ?

はい、確かに。どんな人にも怒ることなく大きい声を出したの見たこと無いです。

色のイメージは似る

1.色のイメージは世界共通?

色のイメージは幼い頃や社会の中での経験、住んでいる地域の天候、宗教や文化など様々な違いで変わるとされます。色の好みというのも、イメージに大きく左右されます。
そして好まれる色として上位にくる「青」は、多くの国でより好まれる色でもあるそうです。

また北極圏では光が違うと言われます。日没の空の色はネオン色のよう、と表現した人もいます。
だから北欧はカラフルなイメージなんでしょうか。
太陽からのエネルギー、波長の長さも関係していそうですね。

特に色の知識がなくても、その色のイメージを伝えることができるって面白いです。

2.相反する意味もある

そして、物事には表と裏、ポジティブ・ネガティブなど相反する意味があります。
色に良い悪いはありませんから、二面性があると考えることができます。
キュービックカラーセラピーでは、ポジティブとエクセッシブという呼び方でわけています。

色は神経にも影響を与えます。明るい赤は交感神経系に刺激を与え、血圧をあげるといわれています。
青や緑にはリラックス効果があります。

体調やシチュエーション・気持ちによりポジティブな面が出るのか、エクセッシブな面が出るのか違います。
今回は「面接の場面」ということで、ポジティブな面を表現するという事になりました。

大人への質問は当初、場面設定がなかったのでかなりみんな自分を卑下した表現になってしまいましたが・・

 

まとめ

自分の感情には自分自身で認識する事が出来ている顕在意識と、自分では分かりにくい潜在意識があります。
自分を色に例えると?・・という質問で答えたのは顕在意識の部分になります。
「私って開放的なところがあるの」とか「自然体でいるから」というのがそうですね。
でも周りの友人や家族から見ると「すごくおっとりしているよ」とか「人任せなところあるよね」と言われる事があります。自分で認識していない潜在意識が出ているんです。
だから「え~?そんなこと無い!」「うそ~!ほんとに?」なんて思ってしまうんですね。
キュービックカラーセラピーセッションでは、5つのマスがある図形に色を塗ってもらいますが、その中に’顕在意識’と’潜在意識’を表す箇所があります。
あなた自身も気がつかない潜在意識を知って、万力のチカラとも言われる潜在意識を意識してみましょう。

自分自身の’潜在意識’を知れるキュービックカラーセラピーセッションはこちら
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